「じゃあ、一体"なにを"確認してるわけ?」
単純に気になったから聞いただけなのに、篠原さんはビクリと肩を揺らし、ふっと目伏せた。
他の男達がキスしたくなるのがわかるほど艶のある唇を噛み締める篠原さんに、思わず手が伸びそうになった時、
篠原さんの目は真剣なものになっていて、
「私の事、本当に好きかどうか」
「…はっ?」
さっきの堂々とした姿とは対照的な返答に、思わず声が出た。
えっと、何言ってんのだ…?
キスなんて、ただの唇と唇の接触で、
そもそもーーー…
「好きじゃなくてもできるのに…?」
そんなの、俺と"同類"な篠原さんが一番分かってるんじゃないの?そう続けて言おうとしたが、
「だからこそ私には必要なの!」
俺とは違う、そう言いたげな篠原さんの瞳に、俺は目が離せなくなった。



