「その子の居場所は戦場って決まっているんだ!!アテナ・イェーガーには世界を手に入れてもらう。そして私の王国を作るのよ!!」

アテナはその言葉にびくりと肩を震わせる。ロネは「ふざけるな!!」と魔法を使った。杖から炎が飛び出していく。

「アテナはあなたの道具なんかじゃない!!心を持った俺の愛しい人だ!!もうこれ以上アテナを苦しめさせたりなんかしない!!アテナがこの森にいるって紙を街にばら撒いたのもあなただろ!!」

ロネは怒りに任せ、魔法をどんどん放っていく。アテナは驚いたような顔でロネを見つめていた。

「どうして、私のためにここまで……。私なんかのためにここまでしなくても……」

「俺は、どんなアテナでも好きだから!!アテナと生きて行きたいんだよ!!」

ロネの杖から水が勢いよく飛び出す。ユミルはその魔法を軽々と避けた。さっきからユミルに攻撃がちっとも当たっていない。

「ふふっ。勢いだけで弱いね」