礼羽のおじいちゃんの家から帰ってきた後は、再びバイト三昧の日々が待っていた。
最近バイト時間を増やした礼羽は私が眠った頃に帰ってくる。
その為、私達が一緒にいられる時間は朝起きた時だけになっていた。
「明日から大学始まるね。結局、今年の夏休みはおじいちゃんの所行っただけで何処にも行けなかったね」
久しぶりに礼羽とのんびりと家で過ごしていると、カレンダーを眺めていた礼羽がいきなり立ち上がった。
「ライハ?どうしたの?」
「…ちょっと出掛けてくる」
「煙草でも買いに行くの?」
「…あぁ」
歯切れの悪い返事をすると、礼羽は財布を持って外へと出て行った。
礼羽の真実を知ってから、たまに礼羽の様子がおかしい事に気付くようになった。
まだ何か隠しているのかな?
そう疑い出したらキリがなくて
礼羽を疑っている自分も嫌で…
最近、礼羽に少し遠慮している自分がいる。
前は礼羽の隣りにいるのは居心地が良かったはずなのに、今は1人でいる方が楽な気がする。
礼羽もそう感じてるから、バイトの時間を増やしたのかな…。
最近バイト時間を増やした礼羽は私が眠った頃に帰ってくる。
その為、私達が一緒にいられる時間は朝起きた時だけになっていた。
「明日から大学始まるね。結局、今年の夏休みはおじいちゃんの所行っただけで何処にも行けなかったね」
久しぶりに礼羽とのんびりと家で過ごしていると、カレンダーを眺めていた礼羽がいきなり立ち上がった。
「ライハ?どうしたの?」
「…ちょっと出掛けてくる」
「煙草でも買いに行くの?」
「…あぁ」
歯切れの悪い返事をすると、礼羽は財布を持って外へと出て行った。
礼羽の真実を知ってから、たまに礼羽の様子がおかしい事に気付くようになった。
まだ何か隠しているのかな?
そう疑い出したらキリがなくて
礼羽を疑っている自分も嫌で…
最近、礼羽に少し遠慮している自分がいる。
前は礼羽の隣りにいるのは居心地が良かったはずなのに、今は1人でいる方が楽な気がする。
礼羽もそう感じてるから、バイトの時間を増やしたのかな…。