ノックオンが響く

はぁー。と息を吐き

気持ちを切り替える。

「今行く」

私はバイクのキーを持って歩き出す。

バイクのキーにはRemi&と書かれたストラップ

2人でペアになっていて誰だかは覚えていない。

ドアを開けるとピシッとスーツを着こなした

雅の姿が

「優雅行くとするか」

私の声に頷きエスコートしてくれる。

雅「魅姫バイクは用意してあります。」

玄関の扉を開けて待ってるマリアの姿が見えた

「行ってくるよマリア」

私はフッと笑いマリアの方をポンポンとたたく

マ「お気をつけて」

私たちが出たのと同時にパタンとドアが閉まる

門の前には私の愛用している

黒を基調としたかっこいいバイクと

雅の愛用している白を基調としたバイクが置いてある

皆はこれをオセロと呼ぶ。