大勢の押し寄せる男性方(失礼)の隙間から、なずなの姿がチラッと見える。



(な、なずなっ…!)



た、助けてくれ!

元だけど、ボディガードだったろ?俺の!



しかし、隙間から僅かに見えたなずなの表情は、苦笑い…。

…あぁっ!引き続き残酷物語か!

お願い、助けて!

今から数分でいい、再契約して!

ボディガードぉぉぉっ!



「なずなぁー?支配人とママこっち。来てー?」

「お、ありがとサクラさん」



しかし、なずなはそのサクラさんに連れられて、俺の視界から消えてしまう。

…ああぁぁっ!いない、いなくなったぁぁっ!



「きゃー!お尻硬いー!キュッとして小さぁいー!」

「…あらやだ!ホントに大きい!元気になったらどんだけ大きくなるのよ!」

…さっきから、ズボンの上から撫で撫でとぉっ!

…あぁっ!誰か頬っぺにキスしてきた!とうとう!



なずなああぁぁっ!

助けてぇぇっ!

あああぁぁぁっ!



…おさわり地獄、凌辱物語はしばらく続いた。



泣けるぞ、これ。