「そりゃ~特に、普段、派手な動きをみせない
あの時那が、大慌てで。それも、いかにも。
大事そ~に陽を抱えてきたとなっちゃ、
騒ぎにもなるよね~!」

「····すごい騒ぎだったよね。
裕翔くんがおさめてたけど。」

やっぱり、不機嫌だね?キリ。

「やっぱり、そうだったんだ····」

私、ファンクラブの人に
呪われたりしないかな・・・・。

私は、宙を仰ぎます。

と、ふと思い出したようにホナツが
私に聞いてきました。

「ね、ところでさ?その金の海中時計。
いったいなんなんだろうね?」