「明日があればな…」 美花がポツリと呟く。 「えっ?」 思わず、美花の方をみる。 美花の腕に巻かれた包帯の下から、黒い模様のようなものが見えた。 あれは……血の契約の魔方陣じゃ? 美花は嘘をついたんだ。 本当は儀式に成功したのに。 だとしたら、美花に不幸が実行されるまでの時間は、あと……