響介が言ったとおり、それは授業中、突然、起こった。
「どうした? 凛夏?」
凛夏は何の前触れもなく立ち上がる。
授業中のみんなの視線は、凛夏ひとりに注がれる。
「た、助けて…」
凛夏は先生に言う。顔は真っ青だ。
「どうした? 具合が悪いのか?」
すると突然、凛夏は制服を、破るような勢いで脱ぎ出す。
「お、おいっ! 止めろ!」
先生は顔を真っ赤にして止めに入る。
クラスの男子達は釘付けになり、小森君や天童君なんかは、スマホを取り出し、撮影を始めた。
「熱い、熱いっ!!!!」
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