「すいませんでしたぁ!」 泣きながら私に土下座する可愛い子。 「ぜんぶ美花が悪いんです! 喰喰なんているわけないのに、最近よく人を喰喰って決めつけてからんだりするんです! もう美花のバカっ! 暴力はダメだって言ったじゃん!」 そう言ってもう一撃、美花のお腹にバッドを振り下ろした。 「美花、死んじゃうよ?」 「あ、大丈夫です。頑丈なんで」 そこへ、響介が空き教室から出てきた。 「これ、どんな状況?」 響介が言ったのと同時に、入学式が始まったという校内放送が流れた。