懐かしい声。大好きだった、弟の…… 「和哉…?」 あたりを見渡してみるが、人の影はない。 しかし、私の心に、わずかな希望が芽生えた。 ……まだ私の家族は、どこかで生きているかもしれない。 私の記憶では、家族は全員殺されてしまった。 しかし現実には、その記憶を裏付けるものはない。 正直にいえば……もう何が真実か分からなくなってきた。 けれど私は、奇跡を信じたい。 「喰喰を追いかければ、きっと真実が分かるはず。そして必ず、復讐してやる…」