「呪いは、全て消えたよ」と祐希。


「屠殺場となっていた病院は、いつの間にか更地になってたの。それに喰喰について新入生にも調べたけど、誰も喰喰を知らなかったし、それどころか喰喰の噂が、凪瀬高校から消えちゃってた」


祐希の話をききながら、響介は窓から外を見る。


「いい天気だね。ちょっと散歩しようよ」


私は車椅子に乗り、響介に押してもらいながら、二人で病院の近くの公園を散歩した。


祐希は「夫婦でごゆっくり」と笑って、ついてこなかった。