強い風が吹くと、桜の花びらが、空高く舞い上がっていく。 「さぁ、もうお別れしないとね」 お母さんが私を離すと、三人は、どこか遠くへ歩いていく。 辺りは一気に真っ暗になる。 歩いていく三人を必死に追いかけても、なぜか追いつくことができない。 「待って、お母さん、お父さん、和哉!」