私は大型のリュックに、必要な武器を詰めこんで、学校に向かって走った。


祐希が危ないっ…!


走りながら、一示さんに電話する。


「話はあとです! 今すぐ凪瀬校に向かってください! お願いしますっ!」


祐希がいつ、喰喰と血の契約を結んだのかは分からない。


けど、もし昨日の夜に結んだなら、もう時間がない!


学校に到着すると、音楽室の窓に、光が見えた。


電気がついているんじゃない。


何かが燃えているんだ!


私は急いで音楽室へ向かう。