「誰だろう?」 死のうとしてたのに、妙に気になって、スマホを取る。 「響介」 それは響介からのメールだった。 だけど送信した時間は一時間以上前だ。 メールには動画が添付されている。 動画のファイルが重くて、受信が遅れたのかもしれない。 こんなタイミングに…… 『添付されてる動画を見て。そこに俺の全てを記録したから』