熊本先生は凪の死体の前まで来ると 「えっ、こいつまで死んだの? 惜しいなぁ、美人だったのに」 と言って、顔を踏みつけた。 「熊本先生、何を?」 響介は表情に怒りをにじませ、熊本先生をにらむ。 「男子ら早く死体片付けろや。どうせおまえら、このことも忘れちまうんだからよ」 熊本先生は……いや、先生全員知っていたんだ。喰喰のことを。