虹色アゲハ

そう、私には天才ハッカーがいる。
せいぜい後悔するのね。


「示談金、300万で手を打ってあげるわ」

「300万っ!?
ふざけないでよ!そんなお金あるわけないしっ…
払うわけないでしょっ?」

「そう。
だったらあんたの情報を売るまでよ」
そう言って揚羽は、バッグから封書を取り出して…

中に記載された、毒女の戸籍や個人情報を読み始めた。


「ちょっ、やめてよ!
てゆうかバカじゃないっ?
そんなの大した金になんないし、それで300万は吹っ掛け過ぎでしょっ」

「だから、バカはあんたでしょ?
回収屋とか人身売買業者に売るに決まってるじゃない。
そしたらあんたは奴隷として、どこかの組織で一生飼い殺しされるかもね」

途端、怖気づく毒女。


「あと、あんたがやった今までの詐欺情報も入手してるから」
と、その封書をテーブルの上に投げつけると。

毒女は慌ててそれを確かめた。


「ウソでしょ、どうやって…」

「うちの組織にかかれば容易い事よ」

その情報は、鷹巨の携帯から毒女の携帯を介して、侵入したPCから入手していた。