余命宣告を受けた次の日、私は普通通り登校をした。

幸い頭痛はそんなに酷くなかったし、なにより周りに知られたくなかった。

理由は沢山ある。変な遠慮とか同情とかそんなのがあったら嫌だなぁと思った。

だけど、1番の理由は悲しむ顔を見たくなかった。

特にみのりと晴の悲しい顔は見たくない。

きっと2人は私が病気になってあと余命わずかだと知ったら泣くだろう。

泣かないにしても、私のために自分を犠牲にすることがあるかもしれない。