2人の前で泣くと心配させてしまう、そう思うのに涙が止まらなかった。

そんな私をみのりが強く抱きしめた。

「泣いていいんだよ、大丈夫」

そう言ってみのりは背中をさすってくれた。

晴は私の頭を撫でてくれていた。

私はこの日、今までないくらいに大泣きをした。

残りの人生の涙すべて使い切るように。

その間も星は静かに輝いていていた。