嘘と裏切り

恋愛(実話)

北きつね/著
嘘と裏切り
作品番号
1599455
最終更新
2020/04/24
総文字数
9,639
ページ数
1ページ
ステータス
完結
PV数
1,585
いいね数
0
 彼は、僕にこんな感じで話を切り出した。

「彼女は僕を好きでいてくれるし、僕も彼女を愛している」

 彼には家庭がある。
 その事実を、彼女には告げているという。裏切りが成立してからの恋。

 彼と彼女の関係は、不誠実な事実の上に成り立っている。

 彼女はその事実から目を背け続けていた。
 彼は、そんな彼女を知りながら、来ることがない未来を彼女に聞かせていた。

 彼女は、彼を信じていると言っていた
 彼は、彼女に信じてくれと言っていた

 彼女はそんな彼を愛した。
 彼は不誠実に彼女を愛していると言った。

 僕は、彼も彼女も理解する事ができなかった。
 だれにも話していない僕だけが知っている物語。

この作品のキーワード

この作品のレビュー

この作品には、まだ投稿されていません。

この作品の感想ノート

この作品には、まだ投稿されていません。

この作品のひとこと感想

この作品には、まだ投票されていません。

この作品をシェア

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

pagetop