2人……。これってもしかして……。デートってことだよね?
どうしよう……。急に、ドキドキしてきた……。
テストが終わったら、湊先輩とデート……。
……勉強、頑張ろう。
放課後は委員会がないといっても、月に何度か3時間目と4時間目の間にある20分休憩に委員の仕事があるため、3限目が終わってすぐ、小会議で席をはずす先生に代わり、保健室で待機していた。
「今日は人来ないなぁ……」
いつもなら1人2人来るけど、今日はその気配がない。
そう思っていたとき、保健室の扉が勢いよく開かれた。
「保健委員!! ちょっと来て!!」
入ってきたのは女子生徒で、開口一番そう告げてくる。
「え? どうしたんですか?」
「ケガ人がいるんだけど、足をケガして立ち上がれないって……! お願い、早く!!」
え? 立ち上がれないほどのケガ!?
「わ、わかりました……!」
私じゃ力不足かもしれないけど、先生が戻ってくるまで他の委員もいないので、今動けるのは私しかいない。
救急道具を一式持って、その女子生徒のあとを走って追いかける。
「ここ!」
「はいっ。……って、え?」
どうしよう……。急に、ドキドキしてきた……。
テストが終わったら、湊先輩とデート……。
……勉強、頑張ろう。
放課後は委員会がないといっても、月に何度か3時間目と4時間目の間にある20分休憩に委員の仕事があるため、3限目が終わってすぐ、小会議で席をはずす先生に代わり、保健室で待機していた。
「今日は人来ないなぁ……」
いつもなら1人2人来るけど、今日はその気配がない。
そう思っていたとき、保健室の扉が勢いよく開かれた。
「保健委員!! ちょっと来て!!」
入ってきたのは女子生徒で、開口一番そう告げてくる。
「え? どうしたんですか?」
「ケガ人がいるんだけど、足をケガして立ち上がれないって……! お願い、早く!!」
え? 立ち上がれないほどのケガ!?
「わ、わかりました……!」
私じゃ力不足かもしれないけど、先生が戻ってくるまで他の委員もいないので、今動けるのは私しかいない。
救急道具を一式持って、その女子生徒のあとを走って追いかける。
「ここ!」
「はいっ。……って、え?」

