クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い。

「湊先輩のユニフォーム姿も、かっこいいです」

「ほんと?」

「はいっ」

「莉子に言われるとすっげー嬉しい」


本当に嬉しそうに笑う湊先輩に、キュンッと胸が高鳴る。


「はいはい、そこいちゃつかない!! 俺らの応援席に案内するね」


なっ……! いちゃついてなんかないのに……!!

朝日先輩の言葉に更に顔を赤くしながら、慌ててついて行く。


「富里、ありがとう。莉子のこと守ってくれて」


隣を歩く湊先輩が、紗奈ちゃんにそう声をかける。


「先輩、ほんとに過保護ですね」

「莉子は可愛いから、心配なんだよ」


……っ、ま、また……!!

いつも思うけど、湊先輩は目がおかしいのかな……?

私なんかにいつも、可愛いって……。嬉しいけど、恥ずかしい。


「そういえば湊、紗奈ちゃんとも普通に話せるようになったんだな!」


朝日先輩が湊先輩にそう言うなり、すかさず紗奈ちゃんが口を開いた。


「それあたしも思いました!! 前は女だから若干苦手そうな雰囲気出てましたけど!」


あ……確かに。

最初は少しよそよそしかったけど、最近は普通に話している気がする……!