クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い。

心配してくれるのは嬉しいけど、そんな心配いらないのに……!


「瀬名先輩! 莉子はあたしが守ります!!」


ビシッと手を挙げた紗奈ちゃんに賛同するよう、私も首を何度も縦に振った。


「……じゃあ、なんかあったら絶対俺に連絡して」

「はいっ」


渋々といった様子で納得してくれた湊先輩に、ホッと胸を撫で下ろす。

ひとまず、丸く収まってよかった……。


「紗奈ちゃんありがと! 助かった!」


朝日先輩が嬉しそうに、紗奈ちゃんへ笑顔を向けた。


「あ、朝日先輩のお役に立てるなら本望です……!!」


目を輝かせて朝日先輩を見つめる紗奈ちゃんの姿に、私も頰を緩ませる。

紗奈ちゃんの恋も、現在進行形だ。

日曜日当日。

私と紗奈ちゃんは、朝早くから私の家で支度をしていた。


「んー、最高の出来映え!!」


私の全身を舐め回すように見つめて、深々と頷く紗奈ちゃん。

私も、鏡に映る自分を見て、目を輝かせた。

昨日、2人で服を買いに行って、選んだワンピース。

紗奈ちゃんがそれに似合うよう髪型をセットしてくれて、メイクもしてくれた。