クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い。

静寂を破った湊先輩の声は、申しわけなさそうで、でもどこか優しさが含まれているような声色をしていた。


「友達思いなんですね」

「友達……っていうか、兄弟みたいな感じ。うるさいけど、信用はしてる」


ふふっ、さっきはきついこと言っていたけど、なんだかんだ、とてもいい関係なんだろうなぁと思った。


「はい。伝わってきました」


笑顔を浮かべて、湊先輩のほうを見る。

するとなぜか、湊先輩は目を見開きながら私を見つめ返してきた。


「……湊先輩?」


どうしたんだろう……?


「あ……ごめん。可愛かったから見惚れてた」

「……っ、え」


今、可愛いって……言った?

恥ずかしげもなく言葉にする湊先輩に、こっちが照れてしまう。

ま、また顔が熱くなってきた……。


「あのさ……いつも放課後って何してんの?」


……放課後?


「えっと、月・水・金は夕方6時まで保健室にいます。保健委員なので、先生のお手伝いを……」

「今日も?」

「はい」


今日は水曜日だから、委員としての仕事がある。