クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い。

「いやでもほんと、マジでビビったよ、俺。今日もさ、普段俺に頼み事なんてしてこないのに、『頼むから一緒に来てくれ』って切羽詰まった顔で言ってくんだもん。莉子ちゃん愛されてんね?」


……そ、そうだったの? 湊先輩が……頼んでまで……。

素直に、嬉しい……。


「お前……マジで黙れ」

「ふふっ、はーい」


きっと今、私、顔が赤くなってる。

湊先輩のほうを見ることができない……。

でも、だ、黙っていたら不自然だよね……。


「お、お2人は、いつからのお友達ですか……?」


何か話そうと思い、なんとか質問を絞り出したけど、すごく不自然に思われたと思う。

1人心配する私をよそに、朝日先輩と湊先輩は同時に口を開いた。


「お隣さんで幼なじみ兼親友兼サッカー部のチームメイトって感じかな?」

「ただの腐れ縁」


ず、ずいぶんと温度差のある回答だなぁ……。


「うわ、湊ひっど!! 毎日恋愛相談乗ってあげるなんて、俺くらいのもんだよ?」

「……死んどけ」


でもなんだか……。2人の仲のよさというか、信頼関係が伝わってくるみたいだった。