ど、どうしよう……私みたいななんの取り柄もない人間に告白するなんて……逆に気の毒になってきた……。
神に万物を与えられたような人が、なんで私みたいなのを好きになるんだろうっ……。
ひとまず、ちゃんと返事をしよう……。
「すみません……私、先輩のことよく知らなくて……」
私みたいなのが先輩の告白をお断りするなんて、ほんと何様だよって感じなのは重々承知だけど、「はい、お願いします」と言えるほど、“付き合う”ということを軽く考えられない。
初めての彼氏は大好きになった人って思っている……。夢見すぎだってわかっているけど……。
お断りした私に、先輩は表情をピクリとも変えず口を開いた。
「じゃあ、友達からはダメ?」
「え?」
……友達……?
「友達からでもいいから、一緒にいてほしい。俺のこと知って、それから考えてもらいたい」
目を逸らすことを許さないような、まっすぐな瞳で見つめられる。
その瞳は真剣そのもので、私はごくりと息を呑んだ。
友達からって……そこまで仲のいい男友達ができたことがないから、それすらどんな感じなのか想像もつかない。
神に万物を与えられたような人が、なんで私みたいなのを好きになるんだろうっ……。
ひとまず、ちゃんと返事をしよう……。
「すみません……私、先輩のことよく知らなくて……」
私みたいなのが先輩の告白をお断りするなんて、ほんと何様だよって感じなのは重々承知だけど、「はい、お願いします」と言えるほど、“付き合う”ということを軽く考えられない。
初めての彼氏は大好きになった人って思っている……。夢見すぎだってわかっているけど……。
お断りした私に、先輩は表情をピクリとも変えず口を開いた。
「じゃあ、友達からはダメ?」
「え?」
……友達……?
「友達からでもいいから、一緒にいてほしい。俺のこと知って、それから考えてもらいたい」
目を逸らすことを許さないような、まっすぐな瞳で見つめられる。
その瞳は真剣そのもので、私はごくりと息を呑んだ。
友達からって……そこまで仲のいい男友達ができたことがないから、それすらどんな感じなのか想像もつかない。