はぁ……。
お風呂からあがって、部屋に入るなりそのままベッドにダイブする。
今日は、本当にいろいろありすぎた……。
昨日までなんの関わりもなかった湊先輩と、こんなことになるなんて……。
『俺、容赦しないよ? どんな手を使っても、俺のこと好きにさせてみせる。俺のものにしたいって思ってるから』
湊先輩に言われた言葉をふと思い出し、途端に顔が熱くなった。
あんなこと言われて、ドキドキしないほうがおかしい。
真剣に考えるって言ったんだから、私も向き合わなきゃ。
でも、向き合うって……どういうことだろう……?
湊先輩の気持ちを、受け入れるってこと……?
そ、それはまだわからないけど、でも……。
この人を好きになりたいって、思った。
ピコンッ――。
「わっ……びっくりした。……って、湊先輩から?」
画面に映し出された、【湊】という文字。
なんてタイミング……あはは。