言われ慣れていない言葉に、不覚にも少しときめいてしまった。
あたふたする私をよそに、先輩は話を続ける。
「ただ、好きになったきっかけは……優しい、とこ」
「え? 優しい……?」
「1回、俺の手当てしてくれたの憶えてない?」
私が、先輩の手当て?
えっと……。
「……すみません」
記憶を巡らせても、身に覚えがなかった。
週に3日、放課後は保健委員の係として保健室でケガ人の対応をしているけど……。毎日何人も来るから、先輩ともそのときに話してたのかな……?
それにしても覚えてないって、失礼だよね……。
「いいよ。ていうか、そういうとこが好きだから」
「……っ」
不意打ちの2文字に、思わず息を呑む。
そんなサラッと……好き、なんて……っ。
どう返事をしていいかわからず、ただじっと先輩の言葉に耳を傾ける。
「俺、女嫌いなんだ」
あ……紗奈ちゃんが言ってた……。
「はい。噂で聞きました……」
「母親が原因なんだけど、本気で女がダメで……というか、嫌いで……」
先輩の表情からするに、本当に苦手なんだろうというのが伝わってくる。
あたふたする私をよそに、先輩は話を続ける。
「ただ、好きになったきっかけは……優しい、とこ」
「え? 優しい……?」
「1回、俺の手当てしてくれたの憶えてない?」
私が、先輩の手当て?
えっと……。
「……すみません」
記憶を巡らせても、身に覚えがなかった。
週に3日、放課後は保健委員の係として保健室でケガ人の対応をしているけど……。毎日何人も来るから、先輩ともそのときに話してたのかな……?
それにしても覚えてないって、失礼だよね……。
「いいよ。ていうか、そういうとこが好きだから」
「……っ」
不意打ちの2文字に、思わず息を呑む。
そんなサラッと……好き、なんて……っ。
どう返事をしていいかわからず、ただじっと先輩の言葉に耳を傾ける。
「俺、女嫌いなんだ」
あ……紗奈ちゃんが言ってた……。
「はい。噂で聞きました……」
「母親が原因なんだけど、本気で女がダメで……というか、嫌いで……」
先輩の表情からするに、本当に苦手なんだろうというのが伝わってくる。

