言いかけて、言葉を呑み込む。
いや……信じきれていないから、放課後の約束も、勝手に冗談だと決めつけちゃったんだ……。
私、先輩のことを、傷つけちゃった……?
「ごめん、なさい……」
申しわけなくって、謝ることしかできなかった。
そんな私に、先輩は変わらず優しく微笑みかけてくれる。
「いや、謝ることないし。ちゃんと伝えられなかった俺が悪いから」
先輩……。
優しい言葉に、緊張が解けていくようだった。
ちゃんと、聞いてみよう……。
「あの……どうして私なんですか……?」
意を決してそう聞くと、先輩は歩きながら、ゆっくりと話し始めた。
「一応言っとくけど、俺別に見た目で好きになったわけじゃない……から」
……? 見た目?
そんな釘を刺さなくても、もちろんわかっている。
見た目で好きになるところなんて、1つもないもん……。
「いや、言い方悪かったかも。……今は見た目も含めて好きだし、誰よりも可愛いなって思ってる」
……っ、かわい……な、何を言っているんだろう……!
そんなわけ、ないのに……。

