クールな生徒会長は私だけにとびきり甘い。

「莉子のこと閉じ込めた女3人呼び出して、『今度莉子に同じようなことしたらただじゃおかない。他のヤツらにも言っとけ』って鬼みたいな顔してキレたの……。女たちもビビりすぎて泣いてたわ」

「そう、なんだ……」


湊先輩、そんなことまでしてくれたんだ……。

私のために動いてくれたという事実に、不謹慎かもしれないけれど喜んでしまう。


「愛されてるわね~」


茶化すような紗奈ちゃんの言葉に、恥ずかしくなった。


「……そう、なのかな?」


これって、愛されている……の?

湊先輩が私のことを想ってくれているのは、十分伝わっていたし、実際に言葉やメールで毎日伝えてくれていた。

だから、もうその気持ちを疑おうなんて思わない。

だけど……。愛されてるって言われて、はいそうですと言えるほど自分に自信がない。


「莉子はどう思ってるの?」

「え?」

「瀬名先輩のこと」


突然投げられたそんな質問に、言葉が詰まる。


「……私は……」


湊先輩のこと……。


「……好き」


自然と、その言葉が口から零れていた。

うん、そうだ。

私は……湊先輩が好き。