「────依里!」
俺を呼んだ麻央の元に行くと、そこには顔を真っ青にした女が3人。
そして踊り場から見下ろした先に───雨宮せんぱいが、いた。
「…お前らがやったの?」
「っち、ちがうの…っあの女が、宇佐美くんに近づくからっ、」
「…違うってなんだよ」
俺に近づいてくる女なんていっぱい居たはずだ。
なんでせんぱいだけがこんな目に合わなくちゃいけないんだよ。
俺がお気に入りなんて言ったから?
俺の気持ちを隠すためのカモフラージュの理由で、せんぱいは───…
「…ふざけんな、」
俺のせいで、またせんぱいを傷付けてしまった。



