「うー…。わかりました。」

……ダメだな。
こういうの、断れた試しがない。

「ありがとうございます!
楽しみだなぁ〜!

……ところで、坂上先生、何してるんですか?
結衣子先生と2人っきりで。」

「うーん。
カウンセリング、受けてたってとこかな。
結衣子先生のおかげで目が覚めたところ。」

仕事に戻るよ、と、
席を立った。

「仲良いんですね。お2人。」

と、何故かじとっと見てくる。
何か誤解してるかな⁇

「後輩だからね。
それに、俺の彼女と結衣子先生は
小さい頃から仲が良くてね。」
よく2人で出かけてるよ、と
聖くんがしっかりフォローしてくれる。

「そうなんですね。」

ホッとする。
焦る必要は全くないんだけど。

「コーヒーご馳走さま。」

「どういたしまして」

なぜか、意味ありげな目でじっと見つめてくる。
ん?
まだ何か言いたいことあったのかな?


「じゃあ金曜日、楽しみにしてますね!」

「あ、幹事お疲れ様です。」

2年目は大変だよね。



さてさて、プロポーズ、成功するといいな。