君と秘密のスキャンダル



俺は咲良の膝裏に手を入れて抱きかかえる。


「っきゃあ!」


いきなりのお姫様抱っこにあいつは悲鳴をあげるけど、俺はお構いなし。



「お前の部屋…どっち?」


「あ、えっと、2階の1番奥です」


スタスタと歩いていれば、



「も、もしかして…?」


こてんと俺の胸に頭を寄せる咲良に俺はノックダウン。


っ!
上目遣い!!

今までこんなことなかったのに!
理性は無くすな、

余裕を持て、俺!


だって、そう、


「お前の処女俺がもらっていいんだろ?」