君と秘密のスキャンダル



「へっ……?」



「俺は地味でダサい咲良が大好きだ」


ぎゅっと強く抱き締める。



カッコつけてばっかの俺だったけど、もう俺はお前に好かれれば何だっていいし、もう素直になるって決めたんだ。

女優の咲良もだけど、俺はこっちの咲良が大好きだ。


お前が自分をわからなくなったら、何度だって俺が見つけてやる。




けど、


「お前、俺以外の男に声かけてたじゃん」


「あっ、いや、あれはだって宮田さんが好きな人いるとか言うから、」


「しかもベッドシーンやんだ…?」


「うっ、あ、はい…」