「ははっ、ですよねー」 当たり前、だよな… 俺もうあいつに会えないのか…… さよならさえもまともに言えないまま…… 「けど、1つだけ、あの子に会うのを許す条件がある」 「な、なんですか?!何でもやります!あいつに会えるなら何でも!!」 「言ったわね?」 口角を上げてニヤリと笑う田所さん。 俺が後々後悔するのは、言うまでもない。