「嵩琉、ケーキ食べようよ」
「うん」
「嵩琉ママのケーキおいしいもんね」
「あークリスマスの時
椛、言ってたもんね…」
※クリスマスの誓い参照
「うん…覚えてて作ってくれたのかな?」
「じゃない…?
椛に褒められて喜んでたからね」
オレは生クリームの部分を椛の皿にのせた
いつものきまりみたいになってる
生クリーム苦手…
椛は喜ぶ
「いただきます!」
椛が幸せそうにケーキを口に入れた
「椛、誕生日、おめでと…
ごめん…プレゼント、ないんだ…
ホント、ごめん…」
ゲームしてて忘れてたとか…言えないけど
「んーん、ぜんぜんいいよ
嵩琉といれるだけでいい!
今年も一緒にいてくれて
ありがと」
なんていい彼女なんだ…
「欲しい物とかあった?
今度一緒に買いに行こう!」
「ネックレスあるからいい」
椛はクリスマスにオレがあげたネックレスを
大事にしてくれてた
毎日つけてくれてる
学校行く時も
肌身はなさず
なんてかわいい彼女なんだ…



