不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。下





「ぶっ…カケルくん、アカリさんとテレポートしてみて…っんん!」


アヤトくん、笑い堪えきれてねーぞ…。



んで、とにかく俺はアカリとテレポートすればいいのか?





それで何かわかるのか…?




近づけば、さっきまでの雰囲気は何処へやら、全員がアカリを守るように立ち上がった。


「お前ら、いい」


そんな警戒を解いてくれたのはアカリだ。



「ちょっと失礼……。あ、危険な所には飛ばないから安心してくれ」


そう言ってアカリに触れ、力を発動させてみるも…


____バチン!!



あれ?

今何かに弾かれた…?



力が、使えない……?