「いや、それはこいつが何も考えてねぇだけだろ?!」
ビシッとアカリを指差すのは、金髪のツバサと名乗った男だ。
…ちょっと失礼なこと言ってないか?
「んー、能面みたいな男だけど、糖分のことは考えてるんじゃない?」
「…ハルキさん、それフォローになってないです。まぁ、常に眠いくらいは考えてそうですけど」
「ショウ、お前もフォローになってねぇから!一般代表の俺にツッコミさせるのやめてくんね?!」
「「「お前もうツッコミ代表でいいよ」」」
「嫌だよ!!?」
アカリは何も喋らないし、無表情だが、俺にはわかる。
この仲間達が大好きで、大切にしてることは。
リンはこの中にいたと思うと、少し羨ましくなってしまった。



