暗い廊下を歩いてると、親方様の寝室のドアの隙間から光が漏れているのが確認できた。


ラッキー!起きてる!



「_________ようやくです。親方様」


部屋に入ろうとした俺は中から聞こえてきた声に動きを止めた。


チラッと中を覗けば、その声は、


うわ!吉田さんじゃねーか!!

なんつータイミングの悪さ……

しゃーねぇ、今日は退散するか……


と、思った時だった。







「……リンも連れ戻せたことですし、計画は問題ありません。」




リン、その名前が出たのを聞き、俺は再度動きを止めた。



計画…?

なんの事だ…?