薄暗く、少しジメッとするそこは、"いかにも"っといった感じの場所だ。


確かに、研究所の地下にはこう言う場所があるとは聞いていたが、それは侵入者とかを捕らえた時に使うって……



「じゃあ、後はごゆっくり」


と、案内した研究員が去る。



立ち止まった牢屋を確認すれば、白いベッドに横たわり眠るリン。


手足には鎖がついている。



っふざけんな…

俺はこんなふうに捕まえる為にリンを連れ戻したんじゃない……


こんなの、ただの罪人扱いじゃねぇかっ!!!