やっぱり、これは私の都合の良い夢なのかもしれない。 みんなが、来てくれた…。 みんなが、戦ってくれている…。 目から垂れる涙が、棺の上に水溜りを作っていく。 みんなのこと、守りたいって、守るって決めたのに、結局私は守られてばっかなんだ…。 そっと、目を閉ざそうとした時だった。 「諦めんな!!」 さっきまで遠くにいたはずの人物の声に、私はハッと目を開いた。