カケルくんに連れて行かれる前、 私はこう言ったけど、みんなに聞こえただろうか。 目を閉じる前に見た、みんな顔が忘れられない。 私を姫だと言ってくれた。 仲間だと言ってくれた。 けど、こんなお別れになって本当にごめん。 怪我をしながらも突き進むみんなの事を、 放っておくことなんて、もう私には無理だったの。