ずっと一人ぼっちで、やっとできた女友達だ。 きっと起きた翔子に経緯を話せば、あいつを探すに決まってる。 「俺たちも追うぞ、翔子」 借りつくっちまったからな…… それに、一生自分のせいだと悩むなんて、俺はごめんだ。 翔子を背負って俺は階段を降りる。 光龍たちみたいに飛び降りるなんて俺にはできないけど、 1歩1歩進むことだったらできる。 世界一可哀想な友達を救うために進むんだ_____。