好きな人に、こんな誤解させちゃうなんて……これからは、もっと別の方法で、私らしく好きって気持ちを伝えていこう。

そしていつか、宗ちゃんも私のこと……好きになってくれたら、いいなっ……。



「だから、誤解だよっ……私が宗ちゃんに飽きることなんてないもんっ……」



宗ちゃんに、声を張ってそう伝えた。



「……って、大きい声出して、ごめんなさい……」



運転中なのに……と、申し訳なくなって宗ちゃんのほうに向けていた体勢を戻して、前を向く。

すると、宗ちゃんはポンッと頭に手を乗せた。



「ううん、俺のほうこそごめん……いろいろと」



運転しているから視線は前を向いているけど、その表情が優しいものに変わったとすぐにわかる。

って、いろいろ……?