年上幼なじみの過保護な愛が止まらない。

なんでそんなこと聞くんだろうと思ったけど、質問の答えを返す。



「うん……考えたことないや」



多分、たったの1度もない。

そのくらい、私が宗ちゃんのことを好きな気持ちは、当たり前のようなものだった。

それが普通で、宗ちゃんのことを好きなのが私。

宗ちゃんのこと好きじゃない自分なんて……想像もできない。



「じゃあ、これから――」



颯くんが何かを言いかけたとき、私たちの横を車が通り過ぎた。



「あれ?」



見覚えのあるその車は、すぐ前で路肩に停車する。

驚いて車を見つめていると、運転席から大好きな人が現れた。



「そ、宗ちゃん……!」



ど、どうしてこんなところにいるの……!

嬉しさよりも、驚きのほうが勝った。

開いた口が塞がらず、ぽかんと間抜けな顔をしている私に、歩み寄ってくる宗ちゃん。