年上幼なじみの過保護な愛が止まらない。

【お母さんたち明日から1週間旅行だから、今日は3人でごはんに行こうって話してるの! 何時に帰ってくる?】



お母さんからの連絡に、肩を落とす。

って、この言い方じゃ、お母さんがかわいそう。ごめんねお母さん……!

宗ちゃんじゃないかって、勝手に期待しちゃった私が悪い……。



「どうしたの? もしかして……幼なじみからの連絡?」



颯くんの言葉に、苦笑いを返す。



「……ううん。そう思ったけど、お母さんだった……」



お母さんには、【授業終わったらすぐに帰るね!】と返事を送った。

私の両親はとても仲がよく、年に数回は2人で旅行に行っている。

もちろん家族旅行も行くけど、お父さんの休みが不定期だから、平日に学校がある私はお留守番することも。