年上幼なじみの過保護な愛が止まらない。

いつまで経っても、宗ちゃんは私を女の子として見てくれない。

それがたまらなく――寂しかった。

こんなに大好きなのに、スタートラインにすら立たせてもらえない。

宗ちゃんへの気持ちは、誰にも負けないのに……。

肩を落として、自分の家に帰る。

私がいなくなったあと、宗ちゃんの部屋で――。



「……子供だと思えないから、困ってるんだろ……」



そんな言葉が響いていたなんて、知る由もなかった。




翌日。

月曜日は憂鬱だ。宗ちゃんに会える可能性がゼロだから。

基本的に、宗ちゃんが帰ってくるのは土日のどちらか。

平日は急用でもない限り帰ってこない。

昨日会えたけど……もう会いたくてたまらないよ。

うー……、1人暮らしなんてやめて、お隣に戻ってきてほしいよっ……。

そう思わずには、いられなかった。