年上幼なじみの過保護な愛が止まらない。

藍の『大好き』が、脳内で繰り返される。

そのたび、蓄積された愛しさが今にも溢れかえってしまいそうで、必死に自分に言い聞かせた。

あと2年、あと2年だ……。って、2年ってまだまだ先だな……。



「はぁ……もう寝よう」



そう呟いて、寝室へと向かった。

ベッドに横になろうとしたとき、先ほどの光景を思い出した。

いつも俺が寝ているこのベッドに藍が寝転ぶ姿に、口には出せないような感情がいくつも湧き上がった。

きっとなんの気なしに藍はあんなことをしたんだろうけど……男のベッドに気軽に寝転ぶなんて、いろんな意味で複雑だった。

もしかして、無自覚に他の男にも……いや、他のヤツの家になんて、上がらないか。

藍は天然で少しおバカだけど、そういう常識は備わっている。

昔から、俺からも父親からもきつく言われてきたから。