年上幼なじみの過保護な愛が止まらない。

1人娘で、あの可愛さだ。両親がメロメロになるのも無理はない。

藍のお父さんはとくに、蝶よ花よと藍を育てていた。

そして……そんな藍のお父さんに、俺は常に要注意人物として見られていた。

お父さんが俺のことをよく思っていないのは知っていたけど、ダメ押しされたのは、藍に告白される少し前。



『宗壱。お前、藍に手を出したら今後一切会わせないからな』



いったいいつから、俺が藍に向ける気持ちに気づいていたんだろうと思ったけど、どうやら違ったらしい。

藍は俺に告白する前に、あろうことか自分の父親に相談していた。

そして、藍が俺を好きだと知った藍のお父さんが、俺に釘を刺しに来たというわけだった。

本当は藍のお父さんの言葉なんて無視して付き合ってしまいたかったけど、そうもいかない。

藍に会わせないぞと言ったその目が、本気だったから。