年上幼なじみの過保護な愛が止まらない。

いったい今までどこに隠れていたんだと思うほどドス黒く、言い表せないようなおぞましいその感情は、一瞬にして俺の身体を支配する。

嫉妬とか独占欲とか、そんなものはゆうに超えていた。



『告白? 誰にされたの?』



いったいどこの馬の骨が……俺の藍に手を出そうとしたんだ?

そう言いそうになった自分に、俺自身が一番驚いた。

そしてすぐに納得したんだ。

ああ俺は――藍のことを妹だなんて思っていなかっただって。

知らない間に、1人の女の子としか思えなくなっていた。

もう1人の自分が、『今更気づいたのか?』と呆れ笑っているのが聞こえた気がした。

本当に、どうして気づかなかったのか不思議なくらい。

1度認めた気持ちは、タガが外れたように溢れかえった。



『えっと……今日は1組の金澤くんと、同じクラスの中塚くん』

『今日はって……』