年上幼なじみの過保護な愛が止まらない。

しかし、女の子に引っ張られ、強制的に奥の席に連れていかれた颯くん。

ど、どうしようっ……。



「藍はあたしの隣にいなさい」



困り果てた私の手を握り、端の席に座らせてくれたルリちゃん。



「この子男慣れしてないから、ガツガツ行かないであげてよね」



そう言ってフォローまでしてくれて、心の中で手を合わせた。

ありがとう、ルリちゃんっ……!



「えー、マジで? そんなとこも可愛いね」

「……ったく、帝ヶ丘頭いいから、もっと真面目な男集めてくれると思ったのに……」



ため息をついたルリちゃんに、小学校の同級生だと言っていた人が苦笑いを浮かべた。



「ごめんって。新城 藍ちゃんがいるって言ったら、争奪戦になってさ。とりあえず顔面で選んだ」